自律神経の機能を高める運動 | 自律神経失調症を知って諦めない - すこやかに過ごす

自律神経の機能を高める運動

自律神経を整え、副交感神経の働きを高めるためには、適度な運動を心がけましょう。

特に、有酸素運動が効果的です。

考え込んでいる時期や、ストレスが溜まったなと感じた時に、
気が付いたら体を動かしていないかも?と思ったことはありませんか?

ストレスが溜まってきたときこそ、軽い運動で体を動かしましょう。

いつの間にか力が入って固まっていた体がほぐれてきて、
考えてきたことに名案が浮かぶかも知れませんよ。

また、ストレスの原因になっていたことが、ストレスと感じなくなるかも知れませんよ。

有酸素運動と無酸素運動

あなたは、有酸素運動とか無酸素運動って聞いたことありますか?

両運動の特徴は何でしょう?

有酸素運動

有酸素運動は、比較的弱い力が筋肉にかかり続けて、体内に酸素を取り込みながら、
糖質と脂肪をエネルギー源とする運動です。

全身運動を長く続けられる能力がつきます。

ジョギングやウィーキング、サイクリング、水泳などが有酸素運動です。

ウォーキングは、特別な道具などは必要なく、自分の体とシューズがあれば始められるので、
思い立ったらすぐに実行できます。
運動量も調整しやすいので高齢になっても続けられます。

高齢になって心配な身体の症状のひとつに骨粗鬆症がありますが、
ジョギングは、自分の全体重を足で受け止めながら運動するので、
骨に負荷がかかることにより、骨粗鬆症を予防する効果があります。

無酸素運動

無酸素運動は、酸素を使わずに、筋肉にため込んでいたグリコーゲンなどの
糖質をエネルギー源
とする瞬間的運動です。

筋肉をつけることにより、基礎代謝量を増やすことができます。

あなたは、入院した経験はありますか?

私は入院した時、3週間後に外出許可をもらって外に出た時に、
足の筋肉がとんでもなく衰えていることを感じて愕然としたことがあります。

入院中は筋肉をつけるための運動はもちろん、
立つ、歩くなど、全くと言っていいほどしなくなります。

そのため、筋肉が衰えてしまったのです。

体は使わないと途端に衰えてしまうんですよね。

日ごろから、スクワットや腕立て伏せなどの運動で筋肉の衰えを防ぐことで、
ロコモティブシンドロームやサルコペニアの予防にもなります。

なお、汗をダラダラかいて、長く続ければ続けるほど良いと思いがちですが、
自分が心地よいと思う程度の運動で十分です。

運動のし過ぎは逆効果?

では、疲れ切って倒れるくらい運動すれば良いのかというとそうではありません。

スポーツ選手になるとか、オリンピックに出るなどの目標があるのなら別ですが、
ストレス解消のためや、日ごろの運動不足解消のためというのであれば、
倒れるくらいの運動はお勧めしません。

その理由として、
激しい運動をすると、体内の酸素が不足して、酸素をたくさんため込もうとします。

その際に、活性酸素もたくさん出してしまいます。

活性酸素は遺伝子を傷つける作用があります。
そのため、不整脈や動脈硬化を引き起こすことに繋がります。

また、筋肉トレーニングは、筋肉の細胞を壊します。
そして、回復する際には、その分、細胞を増やします。

その結果、筋肉が太くなることがありますので、ダイエット目的の運動ならば、
ガッカリする結果になりかねません。

有酸素運動では、血液などの身体の糖質がエネルギー源として使われます。
運動を続けることで、身体の糖質が減ってくると、
今度は脂肪が分解されて血液に送られ、糖質と結びついてエネルギー源として使われます。

そのため、有酸素運動はダイエットに効果的と言われるのです。

しかし、運動が長くなると、身体の糖質が不足します。

糖質が不足すると、脂肪が使われなくなります。

そして、その代わりに、筋肉が分解されて、エネルギー源として使われます。

こうなると、脂肪が減らず、筋肉がどんどん減っていくことになります。

運動でセロトニンが増えて減る

自律神経失調症やうつ病が起こる原因として、
セロトニン」という神経伝達物質の減少が考えられています。

セロトニンには、神経を安定させ、質の良い睡眠などに効果があります。

セロトニンは、朝の太陽を浴びると分泌が始まります。
その分泌をより増やすためには、適度な運動が効果的です。

ウォーキングなどのリズムを刻む運動で、より効果が高まるのです。

しかし、セロトニンは疲れに弱く、疲れすぎると減ってしまうという特性があります。

だから、身体を動かして、気持ち良いと思う程度で大丈夫なのです。

自律神経を整え、体力を維持するために、適度な運動を心がけましょう。

自律神経の働きについて、もっと知りたいと思いませんか?
よろしければこちらの記事もご覧ください。
>>自律神経はどこにある?自律神経の働きとは?