ストレスから不快な症状がでるのはなぜ? | 自律神経失調症を知って諦めない - すこやかに過ごす

ストレスから不快な症状がでるのはなぜ?

ストレスを感じるとなぜ身体に不快な症状が出てくるのでしょうか。

それは、ストレスの伝わり方に関係があります。

私たちの体は、様々なストレッサーがかかっても、
自律神経、内分泌、免疫の三つの作用による「ホメオスタシス」が、
身体を正常に保とうと働いているので一定に保たれています。

でも、ストレッサーが過度にかかると、ホメオスタシスのバランスが崩れてしまい、
私たちの身体を一定に保てなくなってしまいます。

視床下部が司令塔

まず、ストレッサーによりストレスを感じると、脳の「大脳皮質」が、
「ストレスがきました」という情報を受け取り、
次に「視床下部」が「自律神経」と「内分泌系」に伝えて、
どんどん伝達されていき、やがて全身に伝わります。

過度なストレッサーを受けると、視床下部がオーバーワークとなり、
本来、伝なければいけない情報も、うまく伝えられなくなります。

自律神経を正常に働かせるための指令が伝えられないと、
交感神経と副交感神経のバランスが乱れ
自律神経の働きによって調節されていた、血圧や体温、心拍など、
あなたの体の機能を一定に保つ働きが不安定になります。

また、内分泌系への指令がうまく伝えられないと、
ホルモンが正常に分泌されなくなります。

ホルモンは、心臓や膵臓、甲状腺など体のいたるところの臓器で作られて、
血液にのって必要な分だけ全身に運ばれ、組織に影響を与えますので、
ホルモンの分泌がうまくいかなくなると、内臓の働きが悪くなります。

このように、自律神経と内分泌の働きに異常が発生すると、
ホメオスタシスのバランスがくずれ、免疫機能も低下します。

免疫機能が低下すると抵抗力が弱まり、さまざまな不快な症状がでてきます。

神経伝達物質が感情をおこす?

ストレスによって、視床下部からの指令がうまくいかなくなると、
神経の伝達にも異常がおこってきます

あなたの脳の中には、いろいろな情報を伝えるための神経が張り巡らされています。

ひとつの神経から放出されれる物質を、他の神経へと伝達して、
また他の神経へ伝達してリレーのように伝えていきます。

この次々に伝達していく物質を「神経伝達物質」と言います。

あなたが何らかの刺激をうけると、その刺激によって神経伝達物質が分泌され、
神経から神経に伝達されて脳に伝わり、さまざまな感情が出てくるのです

興奮状態の人を見て
「アドレナリンが出まくっている」なんて言ったことありませんか?

アドレナリンは別名ストレスホルモンと呼ばれ、やる気や集中力など、
脳を興奮させる興奮性作用のある神経伝達物質の一つです。

過剰なストレッサーを受けるとストレスを対処しようとして、
アドレナリンやコルチゾールなどのホルモンを分泌して、
脳のアクセルとして働かせようとするのです。

また、テレビのCMで「タウリン〇〇g配合」など聞いたことがありませんか?

タウリンやギャバという物質は「抑制」の作用がある伝達物質で、
アドレナリンと反対の働きをしています。

ストレスで興奮状態になった脳のブレーキとなり、心を鎮める働きがあります。

このように、神経伝達物質が正常に分泌されることで、うまく働いている感情ですが、
過剰なストレス状態が続くと、神経伝達物質の分泌に異常がおこり、
不快な感情が引き起こされ、心も病気にかかりやすくなるのです。

ストレスを感じたら、早めに対処しなければいけませんね。

では、ストレス解消に効果的なことは何でしょうか?
こちらの記事で詳しくお話しています。
>>ストレス解消のために最初にすることと3つのポイント